手水舎・狛犬再建修復の御礼
お陰様をもちまして無事に再建修復できました
みなさまのご厚志に感謝申し上げます
去る平成29年10月22日の台風21号の強風の影響により倒壊した、手水舎(昭和40年代奉納)と狛犬一基(天保6年奉納)ですが、
お陰をもちまして平成30年6月29日に無事に再建修復工事を終えて竣工することができました。
皆様方の御尊神と御厚志に厚く感謝申し上げます。
手水舎の再建工事は、株式会社増岡組の施工の元、社寺建築専門の鳥羽瀨社寺建築の協力を得て、
正式な神社建築の手法を用いて進められました。
社殿の建築工事とは異なり、非常に距離の近いところで宮大工の仕事を見ることが出来ましたので、
こちらのページでは間近で撮影した工事の様子をご紹介したいと思います。
倒壊の様子
平成29年10月23日 朝の様子
22日午後に広島県を通過した台風21号は、午後9時頃には強風のピークが過ぎました。
午後11時頃の境内見回り時は境内にはとくに異常はなかったのですが、
翌朝午前5時に境内に出てみると手水舎が狛犬を押し倒すように倒壊しており驚いたしだいです。
倒壊時の様子は以下の写真をご覧下さい。
再建修復工事の様子
平成29年12月2日~ 倒壊した手水舎の撤去作業
七五三詣り等でお詣りの多かった11月はバリケードを立てて安全確保をおこない、少し境内の落ち着く12月2日より
倒壊した手水舎の撤去作業を始めました。
倒壊した手水舎の修復再利用も宮大工の皆さんと検討しましたが、木材の腐食具合と損傷の度合いから再利用は無理という判断が下され、
すべてを撤去することとなりました。
平成29年12月12日~ 狛犬の組み直し作業
12月12日より倒壊した狛犬の復旧作業を始めました。
平成衣30年2月23日 手水舎再建工事
2月23日の午前中に、増岡組、鳥羽瀬社寺建築の参列のもと、 手水舎の再建工事着工を亀山大神にご奉告し、工事の安全を願う工事安全祈願祭を斎行致しました。
平成30年2月23日~ 木工事
2月23日の午前中に工事安全祈願祭を斎行し、午後からいよいよ着工となりました。
鳥羽瀬社寺建築さまの製材工場(奈良県)にて、着工までの間に図面が引かれ、図面に沿った製材作業が進められていました。
作業が始まると初日だけで一気に組み上がっていきました。
作業二日目からは、屋根や細工物の細かい作業となりました。
長い軒を支える技と知恵。屋根板の下に丸太が入っています。
平成30年3月15日 上棟祭を斎行しました
平成30年4月25日~ 銅板葺き工事
木工事が一段落したところで、つづいて屋根の銅板葺きや柱の銅板巻きの作業です。
平成30年6月1日~ 最終の仕上げ
平成30年6月29日~ 手水舎・狛犬再建修復工事 竣工
御礼
ご寄進戴いた皆様方の御芳名は、手水舎向かいの芳名板に掲げて永く記念させて戴きます。 皆様方の御厚志にあらためて篤く感謝申し上げます。
亀山神社 宮司 太刀掛 祐之