遷座130年記念
令和の大修繕
~次世代に繋ぐ~

当社は、大宝3年(703年)に呉宮原村字亀山(現在の入船山公園)に鎮座して以来、
半農半漁の穏やかな生活を送る呉町の氏神さまとして長く尊崇されてまいりました。
しかしながら世界情勢の変化に伴い、
明治19年にこの呉に帝国海軍呉鎮守府が置かれることとなりました。
境内地を含む呉湾一帯が海軍用地として接収され、
それにより、明治23年(1890年)に現在の地(呉市清水)に移転(遷座)したのです。
今年(令和2年)は、入船山から現在地に遷座してちょうど130年の節目を迎えます。
そしてまた、昨年5月には天皇陛下がご即位され新元号「令和」がスタートしました。
この慶事と亀山神社遷座130年の節目を記念して、
境内建物と石造物の修繕と補強を中心とした令和の大修繕を実施することを、総代会でもご承認いただいたところです。
氏子崇敬者皆様方の格別のご理解とご協力を頂きまして、本事業へのご奉賛を賜りますよう宜敷くお願い申し上げます。
令和2年2月吉日 亀山神社 代表役員宮司 太刀掛祐之
責任役員総代 増岡 真一
責任役員総代 本田 宏
記念事業 趣意書
平素より当社に対しまして格別の御尊神と御篤志を賜り誠に有り難うございます。
さて、昨年の5月には天皇陛下のご即位により新元号「令和」が制定されました。
それ以来ご即位に関わる一連の行事が次々と行なわれ、
11月にはご即位の最重要神事である大嘗祭が無事に斎行されました。
また、当社は大宝3年より呉宮原村字亀山(現在の入船山公園)に鎮座していましたが、
海軍呉鎮守府開庁によって境内地を含む呉湾一帯は海軍用地として接収され、
明治23年に現地(呉市清水)に遷座いたしました。
今年(令和2年)でちょうど130年の節目を迎えます。
そこで、遷座130年の節目にあたり天皇陛下のご即位を奉祝して、境内建物の大修繕を行なうことと致しました。
現在のご社殿は、昭和20年7月の呉空襲で全焼した社殿を、
多くの呉市民のみなさまの御寄進によって昭和30年に増岡組の施工のもと鉄筋コンクリート造りで再建した御社殿で、
今年(令和2年)で築65年を迎えます。
鉄筋コンクリート造建築の物理的な限界寿命は約120年と言われますが、
なるべくその近くまで、一つの目標として築100年まで、
安全に社殿を維持し安心して皆様にお参りいただけることをこの度の修繕事業の目標とし、
社殿の修繕とあわせて、神輿庫・参拝者駐車場の修繕工事と、
狛犬や灯籠などの境内石造物の倒壊防止の補強工事を行う予定です。
なお、このたびの施工業者には、総代会で協議の結果、
昭和30年建造の現社殿の施工業者である株式会社増岡組様を選定いたしました。
コンクリートのひび割れや、穴の空いた銅板など必要箇所のみに限定した修繕を行なうことで、
なるべく工事費用を抑えながら必要十分な修繕と補強が達成できるよう
施工業者様と協議しながら修繕工事をすすめて参ります。
皆様方には格別のご理解とご協力を頂きまして、
「亀山神社境内建物修繕事業~遷座130年記念 令和の大修繕~」への
ご奉賛を賜りますよう宜敷くお願い申し上げます。
令和2年2月吉日 亀山神社 宮司 太刀掛祐之
記念事業 概要
記念事業内容
Ⅰ.御社殿工事 ①千木、鰹木、棟のコンリートの割れ歪みの修復補強 ②屋根材の部分取り替え(腐食の度合いの進んだ銅板の張り替え) ③入母屋部分のひび割れ修復 ④社殿全体の壁面のひび割れ修復と塗装 ⑤社殿付帯の回廊、土間等の石修繕工事 ⑥その他施工中に発見した必要と思われる修繕と補強 概算 37,000,000円 |
Ⅱ.参拝者駐車場工事 ①鉄骨の錆対策と塗装 ②壁面のひび割れ修復と塗装 ③その他施工中に発見した必要と思われる修繕と補強 概算 5,000,000円 |
Ⅲ.石造物工事 ①灯籠8基、狛犬3対、記念碑石柱3基、玉垣等の必要に応じた解体組み直しと補強 ②石造物文字墨入れ 概算 20,000,000円 |
Ⅳ.境内環境整備 ①参道石畳並びに拝殿正面の割れた御影石の取り替え ②拝殿正面の段差に車椅子用通路を新設 ③伊勢神宮明治神宮遙拝所(本殿裏)参道の御影石敷設 ④境内照明7灯のLED化 概算 6,300,000円 |
Ⅴ.社殿と境内の記録 ①現在の境内並びに社殿の記録としてドローンを用いて撮影する ②現在の秋祭の様子を記録映像として撮影製作する 概算 700,000円 |
総事業費 | 概算 69,000,000円 |
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工事予定
施工
Ⅰ~Ⅳ.株式会社増岡組
Ⅴ.海生産業株式会社ドローン・ビジネス・アカデミー
第一期工事 |
Ⅱ.参拝者駐車場 修繕工事 Ⅲ.石造物 修繕補強工事 Ⅳ.境内環境整備工事 【工期】 令和2年4月~令和2年9月 |
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第二期工事 | Ⅰ.御社殿 修繕工事 【工期】 令和2年10月~令和3年5月 |
ご奉賛のお願い
趣意書でも少し触れておりますが、この記念事業の一番の目的は「安全安心」です。
①鉄筋コンクリート造りの現社殿を築100年となるまでの
残り約40年間を安全に安心して御参拝いただけること
②灯籠や狛犬といった石造物の倒壊の危険性を可能な限りなくすこと
③車椅子の方でも楽にご神前まで進めること
そして、①にもあるとおり、40年後には建替えを余儀なくされているであろう
現社殿の姿を映像として残すこと
を目的としたこのたびの記念事業に格別のご理解とご協力をいただきまして、
「遷座130年記念 令和の大修繕 ~次世代に繋ぐ~」へのご奉賛を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
ご奉賛
個人 | 一口1万円として、1口以上任意のお志 |
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法人 | 一口1万円として、3口以上任意のお志 |
受付期間 | 個人様、法人様ともに、令和2年3月から令和3年7月まで承ります。 なお、期間内で複数回に分けてご奉賛いただいた場合は、 最終的な合計金額にて銘板に刻ませていただきます。 |
ご奉賛いただきました全ての方のご芳名を神前に奉納し、銘板にご芳名を刻みまして永く記念させて戴きます。
ご奉賛の方法
社殿正面と社務所窓口に、ご奉賛用封筒を置いています。
その封筒に奉賛金を入れて、お名前・ご住所・ご連絡先をご記入の上
社務所窓口にお持ち下さい。
ご奉賛はお振り込みでも承ることが出来ますので、
遠方の方や、経理の都合等によりお振り込みがご希望の場合は、
まずはお電話かメールでご連絡をお願い申し上げます。
銘板に刻むご芳名の確認などがございますので、よろしくお願い申し上げます。